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べっぴんさんのモデルになった人物達とは?靴職人とヒロイン【朝ドラ】

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毎朝、朝ドラを見るのが日課になっているふわです。
2016年秋からの朝ドラ「べっぴんさん」も、とても楽しみです!
今回のヒロインのモデルになったのは子供服メーカーのファミリアの創業者の方なのですね。商売やクリエイティブな創業者のテーマが続いているような?
モノづくりなどに関わる事柄がとても好きなのでとてもワクワクします♪
様々なべっぴんのつくり手達が登場するので紹介していきますね。

連続テレビ小説「べっぴんさん」あらすじ

時代は昭和のはじめから戦時中、戦後です。
ヒロインのすみれは神戸の山の手で生まれ育ちました。
母から教えてもらった刺しゅうや手芸が大好きで大切にしていました。
何不自由なく暮らしていましたが戦争で全てが一変します。
戦後、生きていくために子供服を作り始め、
様々な事情を抱えた女性たちが集まり、4人で会社を起こして…

っと言う感じです。

「べっぴん」とはもともと別品=特別な品という意味として使われていました。
べっぴんを作り続けていく人々のお話ですね。
原作はなく脚本の渡辺千穂さんのオリジナル作品で、板野惇子さんというモデルはいますがドラマとしてフィクションで作られています。

時代的には「とと姉ちゃん」と同じくらいですね。
戦中と戦後を生き抜いた女性たちの物語。激動の時代だなと思います。

板野惇子さんはどんな方?

ここから先はドラマのストーリーとは全く同じではないにしろ話の流れのネタバレになってしまうかもしれませんのでご注意ください。

1918年米騒動の年
繊維卸売業「佐々木営業部(のちにレナウン)」の佐々木八十八さんの3女として生まれます。

1940年板野通夫さんと23歳のときに結婚

1942年長女を出産
惇子さんが結婚した頃住んでいたところで外国人の育児にふれ、興味をもちます。

戦後〜

今までとは時代が変わってしまって自分たちも変わらなければならない
生活をするためにはお金が必要でした。

最初は近所の人の子供服を繕うことから始め、1947年ごろからは近所の人達に週に一回自宅で刺しゅうや編み物を教え始めていました。
それでもなかなかお金をもらうということは難しく、別荘に残っていた「ハイヒール」を買い取ってくれないかと「モトヤ靴店」を訪れます。
モトヤ靴店の店主、元田蓮さんは惇子さんの実家(佐々木家)に出入りしていた腕のいい靴職人です。
嫁入り道具にと惇子さんのために作ったハイヒール。戦争が始まって履かずに残っていました。
それは売らないでほしいとお願いされて困ってしまった惇子さんですが、偶然見せたお手製の写真ケース(定期入れのような感じ)や手提げ袋から「手仕事の物」を売ってみてはどうか?と提案されます。陳列ケースも貸してくれるというのです。

不安があったなか、夫やクラスメイトだった田村江つ子さん、江つ子さんの義姉田村光子さんなどに相談すると賛成してくれました。
さらに惇子さん、江つ子さん、光子さんの夫たちもお店を始めることに応援、協力してくれました。
そこに村井ミヨ子さんも誘って女性4人で開店を目指します。

1948年ベビーショップ・モトヤを開店。

モトヤの陳列ケース2台から始まりました。
家庭も仕事も疎かにしないように「驚異的に働いた」そうです。

「同じ仕事をするなら、単なる手芸店ではなく、私たち女性の特徴を生かし、せっかく覚えた新しい育児経験をもとに、あかちゃんや子どものためにかわいい良いものを作って売ればどうかしら・・・」と、坂野惇子は言いました。
ファミリア オフィシャルサイトより引用

戦前から蓄えていて焼けずに残っていたフランスの刺繍糸や英国製の毛糸、刺しゅう用の布地など良質な素材で、しかも型くずれしないように手間を掛けて作られている製品は粗悪な衣料品が多かった時代、とても評判になり口コミで広がっていきました

アイディアで勝負する強さを経験し、商売が苦手な女性陣を元田さんや夫たちが教えて形になっていきました。

1950年ベビーショップ・ファミリアが誕生

「なにか子どもと母親にむく、家族的なという意味を持つ社名はどうだろう」
ファミリア オフィシャルサイトより引用

と考え「より楽しい」「家庭的」「親友」といった意味もある「familiar」から「ベビーショップ・ファミリア」になったそうです。

以前から興味を持っていた新しい育児の知識を学び、自らも取り入れていました。
新しい育児用品も販売したりしていましたが世間に浸透させるのは大変で、ファミリア・ガイドいう小冊子で解説をしたりと新しい挑戦もしていました。

ただ自分たちで作ったものを売るというだけではなく、デザイン的にも品質的にも良いものを、赤ちゃんや子供たちや親にも喜んでもらえるような事を一所懸命考えて作り続けてきた板野惇子さんを始め4人の女性の考えはとてもすごいなと感じます。

時代に流されず、良いものを、人のためになるものをと考えられる方なのですね。
神戸の山の手に生まれ、子供の頃から品の良いもの、まさしく「べっぴん」を見てこられて、良いものに対する意識もあったんだと思います。

奮闘する女性陣をハラハラと暖かく見守って協力してくれる夫たちや元田さんが居てくれたということも大きそうですね。

ファミリアはどんな会社?

惇子さん達が神戸三宮の一角にファミリアをオープンしてからは阪急百貨店内に直営店をオープンしたりと販路を拡大していきました。

ファミリアの企業理念は「子どもの可能性をクリエイトする」
わたしたちは、すべての子どもたちがもっている可能性という未来を、一緒にクリエイトしていきます。
うまれて最初に触れる「もの」「こと」、最初に目にするもの、身に付けるもの。そのすべてに、本物とやさしさを。
ファミリアは、世界で最も愛される、ベビー・子ども関連企業になるために子どもたちの可能性に触れる「本物」を発信していきます。
ファミリア オフィシャルサイトより引用

惇子さん達の理念を受け継いで本当に良いものを母親の気持ちになって作り続けている会社なのですね。
品質もデザインもとても良い。めっちゃ可愛くておしゃれですよね。
プレゼントにも選ばれたりしています。

また、衣服だけではなく育児にも力を入れているようです。

べっぴんさんの放送に合わせてファミリアの創業から現代までを振り返る「ファミリアの軌跡展」が開催されています
お近くに行かれた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
限定商品も販売されます。
https://www.familiar.co.jp/news/f_kiseki.html

開催店舗:ファミリア銀座本店1Fイベントスペース「CUBiE(キュービー)」・神戸元町本店
開催期間:2016年9月21日(水)~2017年4月3日(月)
※神戸元町本店は10月12日(水)は定休日です
※開催店舗は随時追加予定です。開催内容や展示品は会場によって異なります
本イベントの詳細は決定次第、順次発表していく予定です。

ファミリア オフィシャルサイトより引用

靴職人さんにはモデルが居た?

今まで読んでこられて気づかれたかもしれませんが
キーパーソンとなっている市村正親さん演じる靴職人の麻田茂男にもモデルとなる人物が居ました。
そうです。モトヤ靴店の店主、元田蓮(もとだ れん)さんがモデルになっているようです。

戦前から佐々木家に出入りしていた靴作りの技術者の方です。
株式会社ファミリアの創立の時に初代社長に就任されていますがシューズショップの本業のため社長は辞任し、取締役→監査役としてファミリアを支えてくださったようです。

神戸は外国人居留地もあり、たくさんの外国人が住んでいたことから靴の修理や靴作りが盛んで、紳士靴作りが発達したことから大阪の「くいだおれ」と並んで神戸の「はき(履き)だおれ」と呼ばれていました。
その中でモトヤ靴店は「履き心地のいい洒落た手縫いの靴を作る店」として知られていたようです。

惇子さんに商売のことを教えたりとご自身もモノづくり、靴作りにこだわりを持っていって良い師匠だったのかもしれませんね。

お父さんの会社、レナウンとは?

惇子さんの父、佐々木八十八さんの会社、佐々木営業部のちにレナウンとなりますがどんな会社なのでしょうか?

・RENOWNの理念
新しさへ立ち向かうチャレンジ精神を常に持ち続け、ファッションを通じてお客様の新鮮で心豊かなライフスタイルの想像に貢献する「感性創造企業」を目指していきます。

・レナウンの企業使命(尾上清語録)
「人生を楽しく暮らす」がレナウンの経営理念の原点である。繊維に限らず、人生を楽しくするものをつくっていくのがレナウンという会社である

・過去のインタビューから
「ファッションというものはいくら本を読んだって。講演を聴いたってわからない。自分自身から出てくる問題です。豊かな楽しい生活を目標に、自分自身も楽しい雰囲気で、自由に仕事をしていくというところから養われ、生まれていくものだと思います。上役の顔を見ながら仕事をしていたら絶対に養われませんね。」

レナウン オフィシャルサイトより引用

繊維卸売業として大阪に「佐々木営業部」を創業。

1944年第二次世界大戦の影響などで一度会社が消滅していますが1946年に「東京編織株式会社」として再発足しその後「株式会社レナウン」となる。

「レナウン」の由来は1922年に英国皇太子(のちのウィンザー公)が訪日された時乗っていた巡洋艦の名前、超弩級戦艦RENOWN号です。
1923年に商標として採用されました。

八十八さんの会社も衣料品を販売を行っていたのですね。
メンズ、レディースファッションのメーカーとしてアパレル業界のリーダーともなっています。
レナウンのキッズの洋服もシンプルでおしゃれですね。

調べていて驚いたのがオンラインショップの「カート」になる部分です。
他のオンラインショップでは「カートに入れる」となっている所が「バッグ」と表現されています。細かいですね!
高級ブランドは「お店に行って洋服を買う」という雰囲気も大事にされているのですね。
GUCCIも「ショッピングバッグ」という表記でした。
ちなみにファミリアは「カート」でした。

レナウンのオフィシャルサイトに載っていた尾上清語録は全部引用したいくらい良いことおっしゃっています!
ドラマでも「野上潔」としてキーパーソンになっていますが、モデルの尾上清さんも好きになっちゃいましたよ。

佐々木営業部〜レナウンをつくった男たち〜
http://www.renown.com/corporate/founders/index.html

モデルになった関連人物とキャスト一覧

ドラマの人物 キャスト 関係 モデル 関係
坂東すみれ
ばんどう すみれ
芳根京子
よしね きょうこ
ヒロイン 坂野惇子
ばんの あつこ
ファミリア
創業者の1人
幼少期 渡邉このみ
わたなべ このみ
坂東五十八
ばんどう いそや
生瀬勝久
なませ かつひさ
すみれの父 佐々木八十八
ささき やそはち
佐々木営業部
(レナウン)の創業者
坂東はな
ばんどう はな
菅野美穂
かんの みほ
すみれの母
語り
坂東ゆり
ばんどう ゆり
蓮佛美沙子
れんぶつ みさこ
すみれの姉
幼少期 内田彩花
うちだあやか
坂東トク子
ばんどう とくこ
中村玉緒
なかむら たまお
すみれ
・ゆり
の祖母
五十八の母
坂東長太郎
ばんどう ちょうたろう
本田博太郎
ほんだ ひろたろう
すみれの
伯父
五十八の兄
坂東節子
ばんどう せつこ
山村紅葉
やまむら もみじ
長太郎の妻
坂東静子
ばんどう しずこ
三倉茉奈
みくら まな
長太郎の
息子・肇の妻
井口忠一郎
いぐち ちゅういちろう
曾我廼家文童
そがのや ぶんどう
坂東家の
執事
佐藤喜代
さとう きよ
宮田圭子
みやた けいこ
坂東家の
女中頭
野上潔
のがみ きよし
高良健吾
こうら けんご
すみれの
幼馴染
尾上清
おのえ きよし
のちに
レナウン
理事長
幼少期 大八木凱斗
おおやぎ かいと
野上正蔵
のがみ しょうぞう
名倉潤
なぐら じゅん
潔の父 尾上設蔵
おのえ せつぞう
佐々木営業部
の支配人
麻田茂男
あさだ しげお
市村正親
いちむら まさちか
神戸の靴店
「あさや」の店主
元田蓮
もとだ れん
神戸センター街に
あった
「モトヤ靴店」
の店主
小野明美
おの あけみ
谷村美月
たにむら みつき
坂東家女中
・マツの娘
大ヶ瀬久子
おおがせ ひさこ
ベビーナース。
ファミリアの
ベビーコンサルト
幼少期 坪内花菜
つぼうちはな
田村江つ子
たむら えつこ
惇子さんの
クラスメイト。
ファミリア
創業者の1人
オリジナル図案担当
多田良子
ただ りょうこ
百田夏菜子
ももた かなこ
すみれの
女学校時代
の同級生
田村光子
たむら みつこ
江つ子さんの
義姉
ファミリア
創業者の1人
田坂君枝
たさか きみえ
土村芳
つちむら かほ
すみれの
女学校時代
の同級生
村井ミヨ子
むらい みよこ
ファミリア
創業者の1人
ニットの手編み、
キャラクターの
企画プロデュース
※ファミリアを共に創業された3人は特定のモデルというよりかはエピソードが混ざっていそうなのでひとまとめにしました。
田中紀夫
たなか のりお
永山絢斗
ながやま けんと
すみれの
幼馴染
坂野通夫
ばんの みちお
1952年まで
佐々木営業部
のちに
ファミリア
二代目社長
幼少期 玉山詩
たまやま うた
田中五郎
たなか ごろう
堀内正美
ほりうち まさみ
紀夫の父
小澤勝二
おざわ かつじ
田中要次
たなか ようじ
良子の夫
村田昭一
むらた しょういち
平岡祐太
ひらおか ゆうた
君枝の夫
村田琴子
むらた ことこ
いしのようこ 昭一の母
岩佐栄輔
いわさ えいすけ
松下優也
まつした ゆうや
潔の友人
高西悦子
たかにし えつこ
滝裕可里
たき ゆかり
すみれの
女学校時代
の同級生

「べっぴんさん」放送日

放送日:2016年10月3日(月)〜2017年4月1日(土)
全151回

チャンネル:NHK総合
毎週月曜日〜土曜日の朝8:00〜8:15
再放送は同日のお昼12:45〜13:00

チャンネル:NHK BSプレミアム
毎週月曜日〜土曜日の朝7:30〜7:45
再放送は同日のお昼11:00〜11:15
土曜日に一週間分をまとめて朝9:30~11:00に放送しています。

脚本:渡辺 千穂(わたなべ ちほ)
音楽:世武 裕子(せぶ ひろこ)

主題歌:Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

いかがでしたでしょうか?
ドラマのつくり手達も素晴らしい方たちなので別の記事で紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ドラマも楽しみたいですね。

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